1万円選書(いわた書店)当選から本が届くまで

とっても聞き上手な私の美容師さんに先日こんな話をしました。

 

あきさん
あきさん

物が売れなくなったよね~

あきさん
あきさん

何かを探すときはまずメルカリから見ちゃう

 

今は雑誌を一冊購入する金額で「dマガジン」などが購入できます。私も先日、メルカリでファイナンシャルプランナーの講座テキストをかなり安く購入したばかりです。

 

このようにウェブサービスが充実したり、個人間の取引が増えたると、小売業は打つ手はないのでしょうか。

 

いやそうではないはず、と私が注目していたのが北海道の「いわた書店」さんが行っている一万円選書というサービスです。

 

一万円選書とは?

 

北海道のいわた書店の店主、岩田徹さんが始めたサービスです。きっかけはお友達から「一万円で本を選んでくれ」と頼まれたことだったとか。地元の新聞にも本に関するコラムを書かれていた岩田さんは、いわば「本の目利き」だったわけで、お友達も信頼を置いたのでしょうね。

 

そんな岩田さんが私たちのために一万円で本を選んでくれるのが「一万円選書」です。

 

*下のリンクは岩田さんへのインタビュー記事です。岩田さんの思いが伝わってきます。

vol.48 いわた書店・岩田徹さん - 読者と本を繋ぐ。ローカル書店から届く“自分だけ”の一冊 | キナリノ
札幌から電車で約一時間ほどの距離にある北海道・砂川市。この町に、全国から注文が殺到している書店がある。売り場も40坪ほどのごく普通の町の本屋さん「いわた書店」が、なぜ注目を浴びることになったのか。その理由は、この店ならではのあるサービスにあった。「本」だけではなく、それを読むことも減ってきているこの時代に、人は本に何を...

メディアでも何度も取り上げられていましたし、私は書店に勤めていたこともあって、このサービスを利用したいと思って何度も応募してきましたが、やっと当選。すごく嬉しかったです。

 

一万円選書に当選後、送られているカルテ(質問票)は…

 

カルテには読書歴のほかに、今までの自分を振り返る質問が書かれています。

 

たとえば

 

これだけはしないと心に決めていることはありますか

 

とか。

 

(それに対して私は「動物を調教したり闘わせたりするイベントに行かない」と答えました)。

 

そんなカルテですから、記入していくうちに、自分の人生を振り返りながら、楽しかったこと、壁を乗り越えたことなどいろいろ思い出されます。おそらくそのような思いをそのままカルテを通して岩田さんにぶつける人も多いはず。

 

一万円選書=いわた書店さんを特集するテレビ番組をいくつか拝見しましたが、利用者の方が本を選ぶ作業がその方の人生と重なって見えました。そんな気持ちに岩田さんは寄り添って本を選ばれるのです。

 

「あなたがこれまでに読まれた本で印象に残っているのは?」

 

そして、肝心の本に関する最初の質問が

 

あなたがこれまでに読まれた本で印象に残っているベスト20は?

 

でした。

う~ん、なかなか難しい。文学や小説からは遠ざかっていましたからね。それが一万円選書に応募した理由でもありましたが、いざ尋ねられると脳が停止状態(笑)。

 

幸い、質問が「これまで印象に残った」本であり、決して「好きな」本でなかったので、私の本の嗜好を伝える意味で、悪い意味で印象に残った本の名前もそのカルテに入れました。性格悪って感じですね(笑)。

 

カルテに記入した20冊には私が怒りを覚えたレア本も(笑)

私がノーを突きつけた本はベストセラー作家の本なので、ファンも多いはず。気分を害する方もいるかと思いますが、好みの問題だとスルーしてくださいませ(笑)。

私が選んだ20冊は以下のとおりです(順不同)。Xは一冊のみです。赤字で書いておきます。^^

 

  1. 『ぼくを探しに』 シェル・シルヴァスタイン 〇 *この本に関しては本ブログでも紹介しています→「セカンドベストな生き方」 
  2. 『かけがえのない日々』柳田邦男 〇
  3. 『だれかに話したくなる小さな会社』村尾隆介/浜口隆則 〇
  4. 『映画の絵本』橋本勝 〇
  5. 『ふだん着のニューヨーク』渡辺葉 〇
  6. 『死んでいるかしら』柴田元幸 〇
  7. 『神道 見えないものの力』葉室頼昭 〇
  8. 『私の遺言』佐藤愛子 〇
  9. 『仕事の思想』田坂広志 〇
  10. 『悪魔のいる天国』星新一 〇
  11. 『マークスの山』高村薫 〇
  12. 『白墨の男』カトリーヌ・アルレー 〇
  13. 『Presents』角田光代 〇
  14. 『ロジカル家事』勝間和代 〇
  15. 『エディプスの恋人』筒井康隆 〇
  16. 『にぎやかな未来』筒井康隆 〇
  17. 『片づけの心理法則』メンタリストDaigo 〇
  18. 『すてきなあなたに』暮しの手帖社編集部 〇
  19. 『容疑者Xの献身』東野圭吾 X
  20. 『魍魎の箱』京極夏彦 〇

 

19番の作品は直木賞も取っていますが、いまだに私にはその理由がわかりません。ミステリーのジャンルに入るのでしょうが、道徳的にそれってどうなの?愛なの?人の命なんだと思っているの?と読み終えたときに軽い怒りを覚えました。

 

読後、あのような怒りを感じたのは私の人生でこの本だけです。『下町ロケット』も私にはイマイチだったので、直木賞と相性が悪いのかも…。

 

ついに本が届いた!選ばれた本の中には池澤夏樹さんらの作品が

そして私のための「一万円選書」がこれら。

一万円選書に当選しました

 

いわた書店さんに敬意を表して、この本のリストにはリンクを貼らないでおきますね。^^

 

  •  『ちゃんと食べとる?』
  • 『きみのためのバラ』
  • 『トリツカレ男』
  • 『11/22/63』(上・中・下)
  • 『キネマの神様』
  • 『予言するアメリカ』
  • 『ガラパゴス』(上・下)

 

11冊中、上下巻が一組。上中下巻が一組。結構、ハードルが高そうです(笑)。

 

なぜこれらの本を選ばれたのか岩田さんは特に語られませんでした。分厚い本が届いたのは私がいわた書店さんに送ったカルテに京極夏彦さん高村薫さんなどの名前があったからかなと推測しています。

 

一番薄い『トリツカレ男』を読みましたが、確かに自分だったら絶対に選ばない本でした(笑)。でもその出会いが嬉しいんですよね。おとぎ話なので、別世界に連れていってくれる本ですが、ある意味京極さんの世界とは180度違う(笑)、やさしくて愛ある世界のストーリーでした。

 

本との出会いも一期一会ですね。最後に一万円選書のリンクを貼っておきます。ぜひあなたも岩田さんが選ぶ本に出逢ってくださいね(何度もチャレンジして 笑)。

http://iwatasyoten.my.coocan.jp/form2.html
(有)いわた書店
(有)いわた書店、砂川市 - 「いいね!」16,184件 · 197人が話題にしています - ★ご注文・お問い合わせはこちらまで。itimanensensyo@mbr.nifty.com 日曜定休、土曜祝日は9時から12時までです。

 

本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。