
毎日なんか同じ仕事の繰り返しでつまらない…

何か新しいこと始めたいなぁ
そう思われたあなたは何か資格を取ろうと思っているかもしれませんね。たしかに資格を取ると、履歴書には書けるし、新しい世界が広がりそう!
でも、資格取得のために気をつけてほしいことも…。
資格取得のために勉強会に参加したり、講座を受講する前に本記事を参考にしてくださると幸いです。
合格しただけでは名乗れない資格とは?
資格のなかにはたとえ資格試験に合格してもその<呼称>を使用して活動するのを禁止しているものがあります。
なぜでしょう?
答えは資格を与える団体の「会員登録を済ませていない」ことと資格名自体が「登録商標」になっているからです。
もちろん合格の取消や末梢になるものではありませんから、その点は安心してください。^^
国家資格の会員登録料はそれなりに費用がかかります
例えば国家資格である「弁護士」、「行政書士」、「不動産鑑定士」、「税理士」、「公認会計士」など難易度の高い資格がありますが、この国家資格に受かってもそのままでは名乗ることができず、あくまでも<合格>だけになってしまうのです。
その資格を統括している所轄省庁に登録することで資格を名乗ることができます。これを<登録免許税>といいます。この登録免許税は思っている以上に高額なんですよねー。
例えば弁護士の場合60,000円がかかりますので、試験受験料と合わせると総額87,200円もかかります。不動産鑑定士で60,000円の登録免許税、公認会計士も60,000円かかります。
たんに資格を取るだけでは合格としてしか表記することはできませんので、この登録免許税は必ず支払う必要があるのです。国家試験に何度も挑戦する人もいますが、その場合試験受験料もあり、とにかくお金がかかるので気をつけたいものですね。
キャリアコンサルタントの場合は?
ちなみに私が持っているキャリアコンサルタントの資格(2級キャリアコンサルティング技能士)は平成28年度より国家資格になりました。試験合格後、指定期間による登録をもって「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。

逆に言うと国家試験に合格しないと「キャリアコンサルタント」と名乗れなくなったんです。また登録後も資格の更新のために研修の受講が必須なんですよ~。
民間資格も会員登録がないと名乗れない?
前述の例は国家資格に限った話ではありません。いくつかの民間資格においても会員登録がないと資格を名乗ることができません。
例えば時代と共に求められる資格に産業カウンセラーがあります。この産業カウンセラーは一般社団法人日本産業カウンセラー協会の登録商標になり、会員登録をせずに使うのであれば「産業カウンセラー試験合格」のような記載にする必要があります。
他にも食の情報の専門家社団法人日本フードアナリスト協会では、資格の取得後に指定の会員になることでロゴマークを使うことができ「フードアナリスト®」を名乗ることができるようになります。
勝手に資格名を名乗ると…
この資格取得後に登録が必須であるものが多いので、勝手に資格名を名乗ってしまうことやロゴを使用するようなことがあると法律に触れてしまいます。資格を取得する前に資格の公式HPなどに詳細が載っていますので必ず確認するようにしましょう。
協会員を募るために資格を発行しているというところもあるかもしれません。

私もある民間の試験に合格したのですが、登録料が跳ね上がったため、更新をしていません。

あと、講座終了後簡易なテストを受けると資格がもらえるケースでも、あえて認定証(もちろん有料)の申請はしていないものもあります。
もし、あなたが資格取得を目指すのであれば、自分が目指す資格が取得、登録、更新など含め、どのぐらいの費用がかかるのか、受講前に必ず確認しておいてくださいね。実は私もまた新たな資格に挑戦中です。こちらは勉強したいジャンルだったことが理由ですね。またブログで報告します!
*本記事の情報は2018年3月現在のものです