
アトレ吉祥寺内の青山フラワーマーケット運営のTea Houseにて
10年以上、キャリアコンサルティングを続けてきましたが、お客様の悩みには一つのパターンがあるなと感じています。

やりたいことが見つからない…

本当にその道に進んでいっていいのかな…
など、将来のやりたいことに関するお悩みです。
そのような方のために、自己分析を促したり、情報提供をするのが、私のお仕事の一部です。
そしてある程度、これまで隠れていた価値観が浮かび上がると、その価値観に合わせて、どう動くかを一緒に考えます。
ただですね~(笑)。
「やりたいことが見つかると、これまでのモヤモヤがなくなる」
というのは、一体誰が言ったのかしらと思うのですよ(笑)。
やりたいことがわかっても、そして、その仕事に就いても、その後、色々とあるのが私たちの人生ですよね(本人が飽きる場合も多々ある)。
就職は恋愛や結婚と似ているとよく言われています。マッチングやタイミングがからんでくるという理由もありますが、それ自体がゴールではなく、スタートというところが似ている要因だと思っています。
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モヤモヤはなくすものではなくて、
ずっと付き合っていく
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くらいに考えたほうが、かえって迷いが少なくなると私は考えています。
やりたいこと=ベストワンを探すのもいいですが、
- この仕事はさほど嫌でもない
- この仕事をするとまあまあほめられる
- 一応ある程度のスキルは見についた
のであれば、別に魂が揺さぶられなくても(笑)、天からのメッセージを受けなくても(笑)、それがあなたにとって「セカンドベスト」的な生き方・働き方かもしれません。
セカンドベストとは?
単語そのものなのですが、一応、意味を書いておくと
<セカンドベスト>
最善ではないが、その次ではあること。次善。二流。
Weblioより
「二流」というのは語弊がありますね(笑)。たとえば理想の彼ではなく、気づいたら空気のように側にいた人が自分にとって大切な人だと気づいた、みたいな感覚です(笑)。
理想を下げるというわけではなく、【理想の幅を広げる】感じでイメージされるといいですね。
ある意味セカンドベスト的?お勧めの本
ベストとセカンドの間で迷っている方に私からのオススメ本をご紹介します。
テーマは深いですが、シェル・シルヴァスタインの『ぼくを探しに』&『続・ぼくを探しに』を続けて読むと心にゆとりが出てくる気がします。『ぼくを探しに』が有名ではありますが、続編を読むことでさらに理解が深まります。
絵本なのでもちろん読みやすいです。静かなカフェでこの本を読みながら、自分のセカンドベストな働き方を考えてみませんか?
ということで、今日は本の紹介でした。
皆様、今日もお仕事楽しまれてください♪